代表者よりご挨拶

私が家政科に在学していた頃、「介護」は社会から隔離された存在のように感じていました。介護が必要となれば地域の一員として活動することもなくなり家に閉じこもっていたり長期入院していたりという時代です。

そんななか、
「人は生まれてから命尽きるまでやりがいを求め、それぞれに役割がある」
「大切な家族・友人・地域で求められながら心地良い生活を笑い声と共に送りたいはず」
こういった、すべてのひとが望んでいることに気づきがあり、人の生き方について思いを抱くようになりました。

今まで施設での介護が主でしたが、住み慣れたご自宅での環境を想定しながら、またこれまで地域社会で担ってきた役割も続けられるよう寄り添う思いで介護を行っていました。

経験を積んでいく中、もっと自由に個々に合った「それぞれの援助」こそが今後求められる介護環境として芽を膨らませてきました。この在学当時から継続して進化させてきた想いが、「本来目指すべき在宅でのケア事業」につながると確信し、事業化へ踏み出す決心に至りました。そして、これが仲間と起業する原点ともなっています。

代表取締役 松谷玲子
介護福祉士/介護支援専門員